社畜くんになって三千里7

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約一ヶ月が立ち、仕事にもあまり慣れてないが珍しく定時で帰れそうだった。

係長が急な仕事を頼まれて困っていたので、僕の方から代わりに仕事を引き受けた。

図面を見て、隣の材料置き場に書いてある材料が無く、すぐに戻り

「材料が無いんですけど」と聞くと

係長「材料が無い?知らねーよ、馬鹿かお前は!」

心を落ち着かせ、戻って代わりの材料を切っている。

“新人だから…”

“困っていたから?”

“助けようと!?”

“残業してまで”

「なぜ…そんな事を言われなければ…」

手に持っている材料を血が出そうなほど握り締め、おもいっきり壁に投げつけ

気がつけば俺は暴れまわっていた。

Sさんの言葉は正しかった…

「この会社の人間は頭がおかしい」

俺の頭の中から、光が一色亡くなった。

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